法改正と対応内容
相続登記とは
相続登記とは、相続人から土地等の不動産を相続した際に、相続人が名義を変更する手続きのことをいいます。
正しくは「相続による所有権移転の登記」といい、土地や建物を所有している人が亡くなった場合、名義を相続人に変更する手続きです。
登記を義務づける法改正
相続や住所を変更した際の登記を義務づける法改正が、2021年4月21日の国会で成立しました。
今回の相続登記に関する法改正をまとめると、以下の3つの重要なポイントを押さえておく必要があります。
- 相続登記の申請義務化(3年以内の施行)
- 相続人申告登記の(仮称)の創設(3年以内の施行)
- 所有権の登記名義人の氏名または名称、住所の変更の登記の義務づけ(5年以内の施行)
申請・手続き
相続登記と所有権の登記名義人の変更について、正当な理由がなく申請しなかった場合には、それぞれ過料を支払わないといけません。
手続きは、遺言や遺産分割協議があるかどうかによって、必要となる書類が異なります。
さらに、必要となるすべての書類を集めた後は、登記申請書と一緒にして法務局での手続きをしますが、その際の登記申請書もケースバイケースで異なります。
これらの煩雑な作業を踏まえると、まずは相続に強い相続専門の税理士に相談することをお勧めします。